メガネ君は放課後ヤンキー?!
センが北斗軒に来て暫くすると、
残りの三人が一緒にやってきた。
リュウがどや顔でスマホを見せている。
「な?シンデレラ、言ったろ?」
「なあ、やべぇってマジで」
他の三人もリュウのスマホの画面にくぎ付けだ。
「何?どうした?」
俺が厨房から聞くととカイトが手招きをする。
「見ろよこれ」
「やっば、まじ俺どタイプだわ」
そう言いながらリュウは天を仰いだ。
「なあー、チカ。お前も見ろよー」
そう言いながら、椅子と床が擦れる音がして、
カイトが厨房の中に入ってきた。
「言っとくけど、俺、一応バイト中だから」
「いいじゃん、いいじゃん、今ちぃちゃんいないし」
そう言って強引にカイトに厨房から引っ張り出された。