メガネ君は放課後ヤンキー?!


センが北斗軒に来て暫くすると、
残りの三人が一緒にやってきた。

リュウがどや顔でスマホを見せている。
「な?シンデレラ、言ったろ?」
「なあ、やべぇってマジで」

他の三人もリュウのスマホの画面にくぎ付けだ。

「何?どうした?」

俺が厨房から聞くととカイトが手招きをする。
「見ろよこれ」
「やっば、まじ俺どタイプだわ」

そう言いながらリュウは天を仰いだ。

「なあー、チカ。お前も見ろよー」

そう言いながら、椅子と床が擦れる音がして、
カイトが厨房の中に入ってきた。

「言っとくけど、俺、一応バイト中だから」

「いいじゃん、いいじゃん、今ちぃちゃんいないし」

そう言って強引にカイトに厨房から引っ張り出された。

< 47 / 125 >

この作品をシェア

pagetop