大人になった私から子供の頃の私へ
保健室に着くまで勿論、一年生の所も当たり前に通る訳で、お姫様抱っこされている私を見てやはりで罵声が飛んできた。
プラスこんなイケメンにお姫様抱っこなんてされている物だから、鷹大ー!って怒り狂って叫んでいる女も居た。

保健室に着くとベッドの上に降ろされた。


「恵子呼んでくるから待ってろ」


ん?恵子って?誰?なんて考えてたら
保健室の先生を引き連れ鷹大と呼ばれる人は戻ってきた。

あっ恵子って保健室の先生の事だったんだなんてまた呑気な事考えてたら、足見せてと触られた腫れている足首は恵子先生の手の冷たさで少し気持ちいい。


「折れてはいないわね。捻挫だわ。」
そう言って冷やす準備を始めた先生。

「しばらく痛むと思うけれど安静ね」

そう言って私の足首に氷嚢を当てる先生。

「恵子、俺抑えておくからあといいぞ。処置必要な時にまたこいよ」


「あのねー。まぁそれでもいいのだけれど、恵子じゃなくて先生って呼びなさいよ。」


そう言っておいて、後で来るわね。よろしく〜なんてヒラヒラ手を振って保健室を出ていってしまった。

「あの…鷹大さん?ここまで運んでいただいてありがとうございます…。あとは、自分で何とかしますので、戻っても大丈夫ですよ?」

フッと鼻で笑って私の頭を撫でる。
「あぁ。気にすんなよ。兄貴に頼まれただけだし。つーかそれより、鷹大さんって何だよ。お前と俺タメだぞ?伊咲ちゃん?しかし、女の世界ってエグいな。」

そう言って腫れている足を撫でる。

「気にするよ…タメなの…そう…。」

あぁこの人も私の変な噂聞いているんだろうな。なんて考えていたら

「だから敬語使うなよ。きもちわりーから。あっお前さ、今私の変な噂聞いてるんだろうなとか考えてるだろ?」

なんとまぁ図星です。

「へ…?まぁ…」

「兄貴と舞さんから聞いてるから信じてねーよ。その噂。お前処女なんだろ?」

「なっ…そうだけど…てかさっきから兄貴って…」

「あぁ、信大は俺の兄貴。実の兄弟」

「あぁ兄弟…えぇー!?!?兄弟!?リアルガチ!?」

「あぁガチだよ」

「だって信大くんそんな事一言も…」

「別に兄弟仲悪いわけじゃねーけど何となくうるせーから言うなって言ってただけだ。まぁすぐバレるからな」

「似てるとは思ったけど…」

ガチャっ
ドアが開く音がして、先生かなって思って視線を向けるとそこに居たのは噂を流したであろうあの五人組のうちの1人。


「鷹大くん?何してるの?その女の事話したよね?」

「あぁ。だから何だ?」

「関わらない方がいいよ。それに私彼女でしょ?」

「はぁ?一度抱いたくらいで何が彼女だよ。調子乗んな。誰と関わるかは俺が決めんだよ。てめぇが決める事じゃねーし噂の事だっててめぇが勝手に言ってるだけだろ?俺には関係ねー。寧ろやらしてくれんなら大歓迎だよ」

「なっ…鷹大くん…そんな…」

「少なくても、俺からしたらお前の方がアバズレだと思うけどな?お前男味方につける為に何人かに抱かれてんだろ?俺が知らねーとでも思ってんのか?」

「ちがっ」


「別に弁解なんていらねーんだよ。俺はてめーの彼氏でもねーし、少なくても今の俺は伊咲に興味がある目障りだからさっさと消えろ」

私をキッとキツく睨んで立ち去った女。

あー。また変な噂流れるじゃんこれ。なーんて呑気に考えていたら、

再び頭を撫でられた。
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