大人になった私から子供の頃の私へ

どんなに冷やしても温めても引かない泣き腫らした目。

まだそこら辺の道を歩いていれば
急に後ろから膝カックンされたり
伊咲!と呼んで急にヘッドロックかけてきたりするんじゃないかと思っている。

どんなに夢であってほしくても、庄司は戻らない。
分かっているのに願ってしまうし
どうしてあの時止められなかったんだろう。
どうして、もっと優しくしてあげれなかったんだろう。
どうしてもっと女の子紹介してあげれなかったんだろう。

考えれば考えるだけ自責の念が募るばかりだった。


……伊咲?

誰かに呼ばれた気がして振り向いても周りを見渡しても誰もいない。

もしかして庄司が呼んだのかな?なんて思ってる。
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