大人になった私から子供の頃の私へ
中学に入学した途端予想していた通りすぐにある噂が流れた。

「天音伊咲は好きな人を奪うビッチ」

そんな噂流したのだって大体予想つくけど関わりたくないし、1人でいる方が楽だとさえ思っていた。

近寄る女なんていなかった。
自分だったらそんな噂流れている人と仲良くなんてなりたくない。
いつ、自分の好きな人取られるか分からないものね?

私は気づいたら周りには誰もいなくてスクールカーストの一番下だった。

別にそれでよかった。


噂が一人歩きして、事実とは捻じ曲げられどんどん大きくなって行った。
先輩達の耳に入る程。

先輩の中には一回やらしてって笑いかけてくる男さえ居た。

処女だっつーの。

声をかけられるのがあまりにも五月蝿くて、向かった先は屋上。

屋上へ続く階段を上がる途中、二年生の女の先輩が居た。

中には顔を知った人も居たけど、目を逸らされたので関わる気がないのだろうと認識し、関わると逆に迷惑になるだろうと、そのまま屋上に向かう階段を上っていると足をかけられて転んだ。

ボソッと一言。生意気なんだよ。一年の癖にスカート短いし調子のんなよ。アバズレが。


はぁ…だからアバズレもクソも処女だってば。
心の中で盛大にため息をついた。

流石に階段で転べば痛い。
膝から血が出ている。
お前に足首はジンジンと痛む。
最悪。
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