決して結ばれることのない、赤い糸
「…ごめんなさい!大丈夫ですか…!?」
すぐに、尻もちをついている男子生徒に駆け寄った。
こんな下校時間前に、わたし以外にまだ校舎に生徒が残っているとは思わなかった。
…どうしよう。
思いきりぶつかってしまったけど、ケガ…してないかな。
わたしは、その人の体を抱き起こそうとした。
――すると。
「大丈夫、大丈夫!1人で立てるよっ」
そう言って、お尻をはたいて立ち上がった。
わたしは頭を下げる。
「…急にぶつかってしまって、ごめんなさい!」
「俺のほうこそ、ちゃんと前見てなくてごめんねっ」
てっきり怒られるかと思ったけど、その人は優しく対応してくれた。
そもそも廊下を走っていてわたしが悪いのに…。
「べつになんともないから、顔上げて?」
その人になだめられて、わたしはゆっくりと頭を上げた。
すぐに、尻もちをついている男子生徒に駆け寄った。
こんな下校時間前に、わたし以外にまだ校舎に生徒が残っているとは思わなかった。
…どうしよう。
思いきりぶつかってしまったけど、ケガ…してないかな。
わたしは、その人の体を抱き起こそうとした。
――すると。
「大丈夫、大丈夫!1人で立てるよっ」
そう言って、お尻をはたいて立ち上がった。
わたしは頭を下げる。
「…急にぶつかってしまって、ごめんなさい!」
「俺のほうこそ、ちゃんと前見てなくてごめんねっ」
てっきり怒られるかと思ったけど、その人は優しく対応してくれた。
そもそも廊下を走っていてわたしが悪いのに…。
「べつになんともないから、顔上げて?」
その人になだめられて、わたしはゆっくりと頭を上げた。