決して結ばれることのない、赤い糸
「わたしも信じるよ。赤い糸」


だって、こうして隼人と巡り合わせてくれたんだから。


きっとこれは、運命の赤い糸なんだ。


「これから先、ずっとずっとかりんだけだから」

「わたしも。ずっとずっと隼人だけだよ」



満点の星が空を埋め尽くす、夏の日の夜。

わたしと隼人は、愛を誓った。
< 56 / 320 >

この作品をシェア

pagetop