爽やかくんの為せるワザ
「え!?!?」
そして飛び抜けて大きな声が再び。
その声に反応して周りの皆は一斉に振り返った。
目線の先にはやっぱり敬吾くん。
その近くにはなんと花恋ちゃんの姿もあった。
「なになに?どうしたの?」
桃ちゃんが敬吾くんのもとへ駆け寄ると、近くの皆が「あ、桃聞いてよー!」と興奮気味に騒ぎ出す。
「花恋のプレゼントが敬吾に当たった」
「え、まじ?」
ざわっとどよめく一同。
う、うそ……すごい。
これこそ奇跡だ……。
最近敬吾くんの花恋ちゃん運が凄まじい!
当の敬吾くんはプレゼントらしい物を未だに呆然と眺めていた。
「良かったじゃん敬吾」
「緒方……俺、死ぬのかな……?」
「なら死ぬ前に花恋に感謝の気持ちくらい伝えときな」
「……おう!か、花恋ちゃんっ!!ありがとう!!」
「あはは、喜んでくれたみたいで私も嬉しいよ」
花恋ちゃんの笑顔が眩しい。
敬吾くんはそんな花恋ちゃんに緊張しているのか、顔が赤くなっていた。
すごく可愛い、あの2人。
ていうか、ほんとにちょっと良い感じになってない?
「その香水ね、私が持ってるやつと同じなんだ。あ、香りは男の子でも付けれそうな爽やかなやつにしたけどね」
「えっ、かかか花恋ちゃんと同じ……?」
「うん。すっごい良い香りなの。良かったら使ってみてね」
「……使う!使いまくる!!」
心底嬉しそうな敬吾くんの心情が読み取れる。
良かったね、敬吾くん。
なんか私も嬉しい。