爽やかくんの為せるワザ



「な、なんで私!?そんなの桃ちゃんの方が上手くまとめられるんじゃ……」


「そんなことないよ。私はたまのセンスが好きだし、デザインを全部やれって言ってるんじゃなくて、皆で考えたものをまとめて欲しいの」


「……でも……」


「大丈夫。美術部の子も敬吾もいるから」




桃ちゃんはたまたまそばを歩いていた敬吾くんの肩をポンと叩きながら言った。

「え、何?」と敬吾くんはポカンとしているが、桃ちゃんは無視してにこっと私に笑いかける。





……自信ないし、正直不安だけど……。


桃ちゃんはきっと私を信じてくれてる。



せっかく桃ちゃんに任されたんだ……、



期待に応えられるように、私なりの全力で頑張ろう……!





「…分かった!頑張るっ」


「ありがとー!たまなら絶対出来る!
ね、敬吾!」


「え?何が?なんの話?」




終始状況を理解出来ていない敬吾くんをそのままに、桃ちゃんは私をぎゅっと抱き締めてくれた。


初めて任された重要な役目……。

一生懸命頑張るぞ……!



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