青い鳥
次の日の朝、起きてから私は呆気に取られるしかなかった。
寝室、ダイニングテーブル、ソファー、テレビ、キッチン、トイレにまであの人の記入欄がきっちり埋められている婚姻届が置かれていたから。


「律、いつでも書けるようにしといたから」

「……」


バカだ、この男。


でも自然と顔が綻ぶ。
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