チャラめ男子と鈍感女子


翌週の水曜日。


その日は授業が昼までで、生徒会の集まりも定時通りと少し時間があった。


そんな時、赤羽がついに行動を起こした。


四限が終わったホームルームの時間。


その時からすでにエミリーの姿が見当たらず…


俺は教室を飛び出した。


図書室や美術室など、特別教室ばかりの特別棟をくまなく探すも見つからない。


一旦落ち着いて冷静に考えてみる事にした。


人気がない場所…


特別棟にはいなかった。


教室ではまだ生徒がいるし。


…あそこか!


まだ行っていないその場所へと急ぐ。


< 197 / 247 >

この作品をシェア

pagetop