天狐の守護
「そう。君が持つ特別な力。」
私の持つ、特別な力?
なんだろう。
胸がドクンと重たく鳴った。
「どういう事だ」
「潤陽ちゃんが昔から人ならざる者…簡単に言えばアヤカシに狙われる理由。君にアヤカシの妖力を倍増し、治癒する能力があるからなんだよ」
アヤカシの妖力を倍増し、治癒する能力。
そんな力、使ったこともないし知ってもいない。
まず、本当に私はその能力を持っているのだろうか…。多分だけど人違いな気がするんだけどな。
そして仮に私がその能力を持っていたとしても何故、縁坊さんは私が知らない能力の事を知っているのだろうか。