好きです。


差し出されたのは
血が滲んだような薄ぼけた小さな箱と
ルーズリーフに書かれた手紙だった


あの日の衝撃を思い出す


まだ何も見ていないのに涙が溢れて止まらない


「だ、大丈夫ですか?」


「ごめんなさい…っ….」


< 49 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop