俺が好きって認めれば?【完】
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それからあっという間に時は過ぎ、放課後となった。





今日もいつも通り、平穏無事に過ごせた。





…恭哉君のことはやっぱり私が意識し過ぎてたみたい。





一切喋ることもなかったし、いつも通りだった。





これでいいのよ。


昨日のことは記憶から消さないとね。





そんなことを考える今は、1人教室で、美冬が戻ってくるのを待っていた。





美冬はテニス部に所属している。


今日は部活はない日だけど、部長に呼ばれたらしく話し合いに行っている。





だから、美冬の帰りをこうして待っているのだ。





「美冬、早く来ないかな~」
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