ー神様が恋をした人間ー
ー甘い囁きー
ヒナと一旦別れ

自分の空間へと戻ってくる

ティノ「久しぶりに…癒されたな…」

ヒナの歌声を聴くと全てが癒される

何か不思議な力があるのかと

感じるかのように

ティノ「また行きたいな…」

自分が作り出した世界とは違う

本当の平和で優しい世界

あの場所こそがそうだ

ータタタター

空間に入ってくる足音が聞こえる

多分 この足音は…

カナリア「おかえりティノ…♪」

ニコと笑いながら

近寄ってきたのはカナリアだ

ティノ「……何かようか…」

元はと言えばカナリアが狂って

世界をめちゃくちゃにしたから

俺は絶望した

カナリア「ふふー♪そんな顔しないでー?

私はティノを愛しているんだから」

〝愛している〟

その言葉に吐き気がする

ティノ「…俺はお前を愛していない

パートナーも解散だ」

冷たくいい放つ

カナリア「…!どうして!?ねぇ!!」

取り乱したように詰め寄ってくる

ティノ「来るな!!

世界をめちゃくちゃにしたよな?

そのせいでまたどうせ

世界はもっと壊れるんだろ!?」

そう叫ぶと空間から出て行く

無性にヒナに会いたくなった
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