【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「心配するだろ?あまり長いと……。あ、俺と同じ匂い」
さっきの私と同じことを思った部長の言葉に、少し恥ずかしくなる。

そんな事を思って俯いた私の頭上から驚いたような声が降って来る。

「おい!なんでこんなに時間かかったのに、髪の毛濡れてるんだ?」

部長は少し怒ったように言いながら、私の髪に触れた。

「あ……。えっと」
まさかいろいろ考え事をしていたなんて、言う事もできず私は言葉を濁した。

そんな私を見て、小さくため息をつくと、部長は私をリビングのソファーに座らせると、どこかへと行ってしまった。
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