主任、それは ハンソク です!

 いやいやいやいや、ちょっと落ち着けよ、俺。
 彼女の苦手は、正にそこだぞ。それで嫌われるのは、それこそ本末転倒だろうが、などと。

 隣に座る可愛い人を愛でつつ、余裕のふりをしてグラスを呷りながら、も。

 その実内心は、理性と煩悩が目まぐるしくせめぎ合っているなんて、俺の愛しいイチオシは、きっと気付きもしないんだろう。


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