恋駅
「え?好きって、誰が何を?誰を?」
いや、わかってんだけど
この状況で答えは1つしかないんだけど
でもさ、聞き返すよね。
そうなるよね?
そして、やっぱりというか
当然というか
「僕が、あなたを、です」
火を噴くほど顔を真っ赤にし
俯きながら言った彼。
「………………え?」
何故でしょう、
恋愛経験、23になった今年になっても
未だ皆無という私が
おそらく5、6歳も年下の
しかも見ず知らずの高校生に告白されました。