君と永遠に続く恋をしよう
思い返せば、私が中学生の頃からずっと、彼は私達家族の側にいる。

近過ぎもせず、遠過ぎもしない距離を保ち、まるで家族の一員のように、温かい目で私達のことを見守っててくれた。


(そういう人を無くすのは悲しいよ)


私、また人がいい?と飾った写真の兄に話しかける。
チャンスがいつか巡ってくることを祈り、「お願いね」と笑いかけた。


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