不器用な彼女
「私は…社長と一緒に居たいです!
…でも、社長は、さっき鍵取ったらすぐ帰ろうとするし! 迷惑なのかなって…思ったら言えなくて…」


社長は詩織を抱きしめた。


「会いたいと思うのも、セックスしたいと思うのも、俺だけなのかなと思って…ちょっと冷たくしてみた」

「それ、意地悪って言うんですよ?」

「だって、お前から何も言わないだろ?…それに、一緒に居たら…キスもその先もしたくなる。だから今日は大人しく帰ろうと思ったけど…昨日も無理させたし」

社長は詩織の手を取ると少し膨らんだ自分のモノを触らせる。

(社長…お元気ですね)

「俺はお前が思ってる程大人じゃない。好きな女を閉じ込めて独り占めしたくなる。
お前が考えてる以上に…俺はお前が好きだ。甘えたり、頼ったりされると嬉しいんだけど?」

社長は素直だ。いつだって想いを真っ直ぐ伝えてくれる。

2人は見つめ合うと甘く深いキスをした。

恥ずかしさなんて忘れて夢中で求め合った。






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