どっちが夢、、、?
私の夢
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」




来ないで!




早く逃げなきゃ、、、!




あいつが




あいつがついてくる




逃げなきゃ




早く




早く!






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ピピピピ ピピピピ





またこの夢か




毎日見る夢





小学校のころからずっと





この夢を見てる





毎日





暗闇で





なにかに追いかけられる夢





その何かが





何なのかは





わからない






けど、





夢の中の私は





その何かから





必死に逃げてる





そんな夢





「あ、おはよう!」





「お母さん、おはよ」




「お、おはよー」




「お父さん、おはよ」






安心する





私にはこんなに




温かい家族がいる




それだけで




私は幸せ者




そんなことを思いながら




私は顔を洗う





「ご飯出来てるよー!





早く準備しちゃいなさーい!」






「はーい」





私は高野あや





現在は高校2年生





どこにでもいる




普通の高校生





何か違うといえば




毎日見る夢この夢と





8時には必ず寝てしまうこと




どんな事があっても




私は寝てしまう





そして私はいつも眠い





学校でもずっと




親もこのことは





少し理解してくれている





だから大丈夫だ。




授業で寝ても




どうにかなるだろう




「あやー!
ご飯食べちゃってー!」



「はーい」




そろそろ時間だ




早くご飯を食べてしまおう





そう思った私は




パンとヨーグルトを


急いで食べた





「いってきまーす」



「「行ってらっしゃい」」




お父さんとお母さんの声





なんだろう、





すごく安心して




でも、胸騒ぎもする





、、、気のせいか




「あや、忘れ物ない?」




「多分ないと思う」





「そう。
じゃ、気をつけてね」





「うん。」





学校への道のりは





歩いて約15分程度





そこまで遠くないから




走れば5分だ。




私は時間を確認する



あと20分もある



ゆっくり行こう



「あやーーーーーー!」




「なこ!
おはよう!」




「おはよ!」




このきらきらの笑顔で笑う




美少女は、なこ




私の親友




「今日ねー!」




私たちはいつもどうり




くだらない話をして



学校へ向かった




「じゃ、また帰りねー!」




「うん!」




私となこは




隣のクラス



だから教室の前で




いつもバイバイする




なことバイバイした私は




教室に入った





「あ、高野さん
おはよう!」




この人は私の隣の席の人





クラスのモテ男の




金川くん





「おはよう」





キーンコーンカーンコーン





授業が始まった




「はい、今日は数学をやるぞー!」




あ、ほら





まただ





すぐに眠くなる




「高野さん、眠いの?」




「、、、うん」






「そっか。
わかった」





金川くんも私には




慣れてくれてるようで





最近はすんなり受け入れてくれる




そうして私は




また眠りにつく






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「、、、やっと見つけた」






後ろにすごい気配を感じた




「もう、逃げられないよ?」




「、、、、ぁ」





私は固まってしまった



どうしよう




逃げないといけないのに





どうしよう、、、!




どっちが前!?




真っ暗でなんも見えない!




なんで!?





早く!




逃げなきゃ!




ねぇ!!





どっちが!





どっちが前なの!?





ねぇ!





「ねぇ、、、
おいで、、、?」




後ろから気持ち悪い声がする




やだ!





やだ!




手が伸びてくる




「い、いやぁ、、、!」




「 高野さん、、、 」




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やっぱりこの夢か




でも、最後の声は





誰なんだろう




今日は捕まりそうになった





この体験は




初めてだ




「はぁぁぁぁー、、、」




すごく汗をかいていた




「大丈夫?高野さん」




「え?」





「うなされてたから」




「、、、大丈夫」




これは夢だから




大丈夫。




大丈夫、大丈夫




これは、夢












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