どっちが夢、、、?
また、夢
「ただいまー」





「、、、、」




返事はない





きっと




どっかに出かけてるんだろう




今の時間は6時




8時まであと3時間





この時間に




ご飯、宿題、お風呂を済ます





そうじゃないと





寝てしまうから




「、、、」



今日のような




いつもと少し違って




少し生々しい




そんな夢を見た日は




やっぱり怖い



いくら慣れてるとはいえ




怖くないわけじゃない





胸騒ぎがする





このまま




だれもかえってこなかったら、、、?





そんなことを





考えてしまう











やめやめ!




とっととお風呂に入ろう





「 ねぇ、、、、 」




え?




いま、声が聞こえたような、、、




気のせいだよね、、、?




大丈夫、





ただの空耳










早くお風呂に入ろう






シャワーを浴びてる時だった





「ひぃ、、、!?」





肩に




生暖かい感触がした




誰かの手みたいな




ま、まさかね





きっと




シャワーが当たっただけ




、、、早く上がろう





それから私は




ご飯と宿題を済まし




8時ちょっと前に




ベッドに入った




まだ、眠くない




けど、今日の私は




なんか





なにかが




変だ




気のせいだ



いや、気のせいであってほしい





、、、いつもと違う






いや、いつもより




すごい進んだ話




夢を見たからだろうか





こんな体験は




2回目




小学校の時に





1度だけ




いつもと違う夢を




見たことがある




その時の夢は




夢の中で





誰かに頭を殴られた




そんな夢




そのあと




飛び起きた私




気絶した





なぜなら



目の前に




夢の中の



あいつが




夢に出でくる



あいつがいたから




あいつの姿を





見たことは無かったけど




その時の私は




すぐにわかった





あいつは




私の上に乗って




いやらしい顔をして





笑っていた





そのあとの記憶はない




次の日は




いつもの夢に戻っていた





けど、話しかけられたのは




今回が初めて




、、、そろそろ時間だ




眠くなってきた




「 高野さん、、、」





え?




いま





声がしたような、、、




、、、ダメだ




瞼が重くなっていく





あぁ、私はまた






寝てしまう





---------------------------------------------------



「はぁ、はぁ、はぁ」




あいつがついてくる!




なんで!




なんであんなに速いの!?




どうしよう




追いつかれちゃう!





早く!




早く!




早く!




「ぐっ、、、!」




突然




体が止まった




動かない!



どうしよう、




どうしよう、




どうしよう!





うごいてよ!




私の体!





なんで!?




なんで動かないの!?






「うごいてぇ、、、っ!」





「 高野さん、、、」




---------------------------------------------------




ピピピピ ピピピピ




「はぁ、はぁ、はぁ、、、」




またこの夢か




今日は





体が止まった





これも初めて





昨日といい




今日といい




初めてのことが




続く




、、、怖い





ものすごく




夢の中のあいつが




あいつが




だんだん




近づいてくる





そんな気がして




これは、何かを意味してるのか





私にはわからない


















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