暴走族の総長と病気の私
翔「天…話すのか?」

天「…ああ、こいつらに話さずともいつかは知るんだ。」

━━━━━━━━━数年前…

天「おい、茉奈(まな)ー!」

茉奈「なーにー?天。」

天「なんか買ってくれよ!」

茉「もーしょうがないなー。」

麻「茉奈姉は優しいねー。ほんとに天は甘え過ぎだよー。」

茉「まあまあ、いいじゃん!」

茉奈は俺の1番上の姉ちゃんだ。
茉奈、麻里、そして俺の3人だったんだ。
でも、ある日から…



天「茉奈ー、ちょっと聞いてくれよ。」

茉「どしたの?」

天「なんか今日外で変な男が話しかけてきてさ。なんか…」

茉「…!!」

天「…どうしたの?茉奈…?」

茉「あ、ああ、その後は?」

天「う、うん。そしたらその男が『お前、中野天だな?お前の姉ちゃんは"あの"茉奈だろ?』って言ってきたんだ。」

茉「あいつ…」

天「そいつは茉奈の知り合いなの?」

茉「……天、絶対にそいつに近づいたらダメよ。何があっても、そして、何か言われても絶対に信じないこと。これだけは約束しなさい。」

茉奈が『しなさい』って言う時はかなり本気の時だったんだ。

そしてとうとう"その日"が来てしまったんだよ。



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