2570 ー男子高校生とOLー
なんてったって、お腹と二の腕がスライムの如くぷよぷよですから



はーー困った__________




炎天下


そよそよとした熱風を顔に感じつつ


私は先程目の当たりにしたばかりのビキニ姿の女子高生たちを思い出した



みんな顔がえらく可愛い上に

折れそうなほど細いウエストと

白くてスラリと長い足



元気に束ねたポニーテールやサイドテールは

「アイドルみたい」




そんな呟きに、五月は微笑んで私を見下ろす


「見たいんですけど、早苗さんのビキニ姿」

「え?」




正気?


あんなアイドル級のがゴロゴロいる中で、わざわざ目を汚すってーかぁお前


思わず野太い声で反応してしまった私は、空を仰ぎ色々な考えを張り巡らせたのち、顎に手を当てて彼を見据えた




うん

五月くんだって健全な男子高校生だ


「そういう目的で来てるの?むっつりなの?そんな見境なく誰でも良いの?」


火野五月という男を解き明かす、3つの質問を槍の如く降らす



「いや......。そういう目的......否定できない、むっつりも否定できない」


「おー」



健全......



しかし次の言葉が、空を見上げる私の目玉をポロッと飛ばした


「でも誰でもよくない。早苗さんの......水着姿だけ見に来た、みたいな?」
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