花言葉
「ただいま帰りましたー」

そう言って部屋に入ってきたのは薄茶色の髪に青い瞳、どう見ても外国人の青年だった。

「おう、アランおかえり。遅かったな」

「いやー、向こうの受付嬢にサイン求められまして」

「えっ、アラン先パイのサインって売れますか!?」

「いや、売れないだろ」

「僕のサインが売れるわけないじゃん。だってただの一般人だし」

見た目は完全に外国人なのにその形のよい唇から紡がれる日本語は生粋の日本人となんら変わらない。


「おかえり、アラン」

「ただいま、雪花」


「あの二人ほんとにお似合いですよねー。」

「高校からの付き合いらしいしな」

「でも付き合ってないんでしょう?」

「ああ、親友でありライバルって感じだな」
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