Deal×Love After
え?

突然海さんが謝った。


「椿、これからはちゃんとお互いの本音を言い合わない?」


本音を?


私の返事を訊く前に海さんは続ける。


「洸には本音を言うのに、俺には言ってくれなかったから腹が立った。俺には自分から触れることすらしないのに、洸の腕なら平気で掴むこともね。俺、相当嫉妬深いらしい」


え。


海さんが憮然そうに拗ねた顔で言った。


「ご、ごめんなさい!エアコンのことは洸君には言ってないですが、洸君の腕を掴んだのは、洸君にはドキドキしないから平気で掴めるんです!海さんにはドキドキしすぎちゃうんです!でも触れたいのは海さんだけです!」

私は必死に弁解した。

が、必死すぎて思わず恥ずかしいことまで、ポロリ。

そんな私を見た海さんは、眉を下げてクスクス笑う。
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