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SOG&MJK☆〈完〉
何言ってんの!?こいつは!?
「じょ、冗談はいい加減に…」
「いや、事実だけど?」
じ、事実ううう!?
「あそこ。俺のマンション。
つまり元は俺のもの。
だからお前が何と言おうと逆らえないんだよ。」
奴はニヤッと笑う。
ふーん…奴が大家さんなんだ。
…って!ちがーう!!
「そもそも何であたしなわけ!?
別に自分の家に帰ればいいじゃない!」
言いたいことをとにかくいいまくる。
だって、あり得ないし!
「だから。お前は逆らえないの。
何となく家を出てマンションに住みたかっただけ。
それで丁度お前が此処住んでるって聞いたから
俺の家は今日からお前の家。分かった?」
いやいや。分かった?じゃないでしょ。
おかしいって!!
―――気がつけばあたしの家。
「…鍵。」
家に着くなり奴は無表情で言ってきた。
「…嫌だ。」
ちょっと言い返してみる。
…が、逆効果だった。
いきなり奴の顔が近付いてきた。
一気にあたしの顔は赤く染まる。
「…何?こんなことで照れてるわけ?」
「て、照れてなんか…っ」