SOG&MJK☆〈完〉


「眸っ。帰ろっか?」


「あれ?常葉君は?いいの?」


「あー、今は眸の傍に居たいしね?
 竜もそれでいいって言ってるから♪」


「あっ…ありがと。」


ほんと…迷惑かけてばっか。



二人の恋愛は邪魔したくなかったのにな。



 いつか。



恩返しできると…いいけど。



「あ、そうだ。」


「ん?どうしたの?」


「こんなこと聞きたくないんだけど…
 あのメールの犯人。何で成田君って

      分かったの?」



來名はすごく恐る恐る聞いてくる。


「來名。気にしないで?
 こんな事どうってことないから。
 普通に聞いていいよ?」


「え?でも…」


「いつも通りにいこうよ!
 暗い來名は好きじゃない。」



本当に…そう思った。


悲しんだって、苦しんだって


 
 現実は変わらない。


だからあたしは…


いつも通りにやって、

あのころにもどれたら…



     それでいい。
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