SOG&MJK☆〈完〉


――――しばらくして。


  ガチャ。

奴が帰ってきた。


「ただいま。」

ふん!ただいまって!
全くさー!ここはあたしの家だっていうのに。


「おかえりも言えないわけ?」

う…言われた。

「はいはい。おかえりなさい!」

ぶっきら棒にいったあたし。


「俺が偉そうにただいまって言ってるから
 返事しなかったんだろ?」

な、何で分かるわけ!?


何かムカつくー!

「うっさい!あんたには関係ない!」

適当に返事をして部屋に行こうとすると。


突然掴まれた腕。


「な、何?」

「俺の名前知ってるよな?眸」

あんたの…名前?

SOG … じゃなくて!

「何で勝手にあたしの事呼び捨てに…」

「まずは俺の質問に答えろ。」


こんの…俺様気取りめ…!

「あたしは、あんたの事は
 SOGってしか覚えてない!」


「…やっぱりな」
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