SOG&MJK☆〈完〉
隼は心を読み取ったかのように
笑って。
「…眸。
俺と、付き合ってください」
昔のように眩しいくらいの笑顔で。
そう、王子スマイルで。
あたしは、堪えなれなくなって
涙を流していた。
馬鹿。馬鹿。
涙腺壊さないでよ…
「…馬鹿。」
「そのまんま返す。」
「…なっ!!」
「んなことはどうでもよくて。
眸さんの気持ちも知りたいんだけど?」
王子は意地悪く笑った。
「…知ってるくせに」
「言えないんだ?」
「意地悪。」
だけど…
あたしも言いたいから。
伝えたいから。
言ってやるよ。
「あたしも…好きです」