SOG&MJK☆〈完〉
王子がいないとあたしは駄目で。
あたしの全体は王子で支配されてて。
どんなに意地悪されても、
どんなに喧嘩しても。
王子が大好きで。
あたしはありのままの王子が、
意地悪な王子が、
ちょっと俺様で
自己中な王子が。
大好きなんだよ。
だから…
「…ありがとう」
いっつも、王子に従っちゃうんだ。
「…よし」
そう言って王子はあたしに
軽く口付けをする。
「ちょっと!ここ、玄関…」
「いいじゃん、見せびらかしたって」
そうやって、無邪気に笑うから…
「なっ…///」
あたしは言い返せなくなる。