SOG&MJK☆〈完〉


「も…馬鹿ー!!
 惚れない惚れない!!」


さっきよりも赤くなる顔を見られないように


必死に隼を叩いた。



「…ってーな。
 分かったから止めろよ」


…ったく。


 どこまで自意識過激なのよ。



「…ふん」


「勝手に拗ねてるし」


「うっさい!」


「はいはい。
 てか、早くしねーと遅刻するぞ?」


「…えええ!?もうそんな時間!?」


まだ寝癖も直してないし、

 顔もカサカサだし…



「朝ごはんは!?」

「俺先食った」

「はあ!?何で!?」

「ちゃんと眸の用意してあっから
 食えよ」

「そんな暇なーい!」

「せっかく作ってやったのに」


そう言うと隼は、自分の部屋に戻って行った。



あああ!あたしも早く用意しなきゃ!



照れてる場合じゃなかった!


もうー!起こしてくれればよかったのにー!



「…馬鹿ー!!!」
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