守りたい ただあなただけを


「ねぇカズマ。」


「はい。」


「足りない。お代わり持ってきて。
あとチキンも。」


「・・すぐ取って参ります。」



言葉は悪いが、次男坊特有の“わがまま”さはしっかりとお持ちになられている。


ただそれでヨバル国王様が何か怒るわけでもなく、

ラバル・リバルご兄弟に差別無く愛情を注いでいた。


ラバル様も優しい性格をお持ちの故、

ご兄弟に特に確執もなく、リバル様はある意味不自由ない暮らしをしていた。


・・・・・・・今振り返ると・・・・。

この環境がリバル様の人格を形成していったのかもしれない。









< 10 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop