守りたい ただあなただけを
――――――
リバル様に命じられた通り、
ご家族の皆様をカリマル師団長が引率し、
花火大会 会場へと向かわれた。
ガランとした宴会場には、
バス、テナー、アルト、ソプラノの頂点に立つ長、
ヴィックスを筆頭とする側近達。
そして私が残る。
「リバル国王!
さぁどうぞこちらへ!!」
長いトイレだったようだ・・。
誰よりも早くヴィックスが声を上げると、
ようやくリバル様がサイコを伴って現れる。
各長達が拍手で迎えると、
リバル様はここよりも少し上に位置する上座へと座られた。