守りたい ただあなただけを


「フゥ~~~。」


ラバル様は一息つくと、
その場にいた全員を見渡す。


「皆、弟を許してやってくれ。

口ではああ言うけど、リバルもきっと腹の底では分かってくれてるよ。

・・ヴィックス。」


「ハッ。」


「俺の生活費はどんどん削っていいから、リバルの収入をもう少し増やしてやってくれ。」


「仰せのままに。」


「うん。じゃあ今日はこれまで。
皆それぞれ頼む。」


< 54 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop