ちゃんと、食事しる! ☆ Kingの生きる道☆


私と父が並んでベッドに座り、母は椅子に腰かけている。


いつもの光景。



『耳が聞こえないから、自分の出る幕は、ない。』


おかーちゃん、補聴器…。

ベッドを移動したら、仕事帰りに寄るはずの姉が迷うだろう事なんか話しながら



やっぱり姉にも携帯持たせようかな?何て本気で思った。勤務中に呼び出す事だって減るはずだ。



『あ、それからね…』



唐突に父が切り出す。


『手術の日は、29日だって。』


「時間は?」


『それはまだだって。日にちだけ決まったみたい。』


私が始めようか?と思っていた習い事の開始と見事に被る。


はい、習い事、消えた〜。

あと あと。


「で?どーする?あんちゃんに連絡するだけ、してみる?」


最初は、土曜日にでも自分が電話すると言った父は、やっぱり私に連絡を頼んだ。


金曜か、月曜に、きっと病院から手術の説明の呼び出しがある。


その時に、もう一度、聞いてみようか?


< 112 / 268 >

この作品をシェア

pagetop