ちゃんと、食事しる! ☆ Kingの生きる道☆

病室に着いてみると、父は案外と元気そうだった。だけれども


『氷が当たって痛い』


と言っていた氷は、どこにもなく、ぶよぶよの水枕があるだけだった。



家から持って来たモノと交換して今日の担当ナースにアイスノンタイプのモノがあれば、それでお願いしたいと頼んだ。



母は暑いと言って、また面談コーナーへ行ってしまった。



熱は40度近くまで上がっていた。


昨日、話 聞いたから?(笑)


とりあえず坐薬でしのいで37度半ばを保っている。冷蔵庫の中の配列を冷却剤を前面に配置しなおした。



しばし、無言。。




『…瑠璃に、メールしてみっかな…?』



このまま死んだら悔いが残るとでも思ったのか、瑠璃さんのアドレスを呼び出す様、頼まれた。



自分が、あんちゃんに話した事が、ドコまで伝わっているか、探るような内容のメールだった。



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