君の声を聞かせて

パンが焼き上がるまで3分。ボーッとトースターの中を見つめる。




そういえば懐かしい夢を見たな…。










私が小学生になる前に死んじゃったおばあちゃんのこと。










おばあちゃんは唯一私のこの能力を知ってる人だった。若い頃おばあちゃんにも同じ能力があったらしい。








私の一番の理解者。もしおばあちゃんがまだ生きていたら私のこのひねくれた性格も変わってたかもしれない。








そういえばおばあちゃんの心の声も聞こえなかったな…あの先輩で2人目になったけど…





あ、ハンカチ…返さなきゃなぁ…






やっぱり不思議で仕方ない。昨日からその事ばっかり…頭から離れない…


どうしよう…聞いてみようかなでもしかしたらなんか知ってるかも…




そもそも私の名前、なんで知ってたのかも気になるし…
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