雨のち晴れ

イジメ


私は高校2年になった。

あの日からしばらくの間、現実を受け入れることができず、毎日泣いていた。

久々に学校に行くとそこには私の居場所はなかった。

それから私に対するイジメが始まった。

『人殺し』『あんたが死ねばよかった』

そんなひどい言葉を毎日あびせられた。

ひどい日には殴られたり、水をかけられたりもした。

しばらくすると、クラスだけでなく学校中の人たちが私の存在を無視するようになった。

まるで私がそこに居ないかのように。

今まで仲が良かったかも、先生もみんな。

私を助けてれる人は誰もいなかった。

それでも私は学校に行き続けた。

イジメに負けたくなかった。

こんなことで私の人生をめちゃくちゃにしたくなかったから。

< 6 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop