好きって言わなきゃヤダ。【完】
気づかれないようこっそりと距離を取る。




だってさっきから妙に近いし…


肩が当たる度に、ゾワゾワするし…。




「よかった~♪じゃあ、俺が彼氏に立候補しよっかな♪」


「え~冗談はやめてくださいよっ。」




何とか笑顔を浮かべたまま対処するが


心の中はそんな穏やかなものではなかった。




「冗談じゃないって♪本気だよ?」




軽々しくそんなことを言う先輩に吐き気すら覚える。




他の女の子にもそういうこと言って口説いてるんでしょ…。


そんな軽い言葉にアタシが落ちるわけないじゃん。




アタシは「あははー…」と笑って何とか乗り切ろうと試みる。




< 144 / 405 >

この作品をシェア

pagetop