好きって言わなきゃヤダ。【完】
その口ぶりからして


理仁君はなにも聞かされていないようだ。




「…なにかあったかと言われれば、そうだけど…。」




勢いで告白をしてしまい、勢いで頬へキスをした。




あの場の雰囲気だったとはいえ


流石にちょっとやりすぎたかな…。




昨日のことを思い出し、ほんのり赤く頬を染める。




もしかしてそれが原因で


瑠衣君はアタシのこと避けてるとか…?




…瑠衣君なら、ありえる。




今更後悔したところで過ぎた事実は変わらない。




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