好きって言わなきゃヤダ。【完】
「ちょっ、逃げないでよ。」


「あーごめん。私、暑苦しい抱擁とか苦手なの。」




暑苦しいって…。




アタシのハグを断るなんていい度胸してるねっ全く。




キッパリ断られたところで


アタシ達は互いの顔を見合わせ笑った。




「ありがとう五十鈴。五十鈴がアタシの幼馴染で本当によかった。」


「私は別になにもしてないから。…ほらっ、早くしないとお昼ご飯食べ損ねるよ。」


「あっ、そうだった!じゃ、またね五十鈴!」




やっぱりこんなのアタシらしくないもんね。




…よしっ、ちゃんと瑠衣君と話そう。




伝えなきゃいけないことも、いっぱいあるんだもん。




それになにより、瑠衣君のそばにいたいから。


だから、ちゃんと向き合わないとね。




胸に決意を固めると、一歩踏み出したのであった。




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