重なるてのひら ~ふれあう思い~
「「「「メリークリスマス!!」」」」

チキンにケーキ、パスタにお寿司にピザと………

バースデーパーティ以上のお料理の量。

今日は先生に「アルコールを飲むなら、四人でパーティをしない。」と

釘を刺され、樹先生は仕方なく了承した。

なので、お子様でも飲めるシャンメリーで乾杯。

笑いと美味しいものと大好きな人達に囲まれて過ごすクリスマスって…

いつ以来なんだろう?

多分、お母さんが仕事に行き始めた小学五年生くらいから

団らんが減ったから……それくらいが最後だったはず。

5・6年振りのクリスマスは……

ツリーも家族もないのに、とても暖かくてサンタが来そうな気がした。

プレゼント交換は…

私のプレゼントは樹先生にいき、お菓子の詰め合わせが届き

先生のははぁちゃんにいって、明日から直ぐに使えるマフラー。

はぁちゃんのひざ掛けが、私に。

そうして…………

樹先生のプレゼントは、やっぱり先生に当たったの。

あまりにも重たい荷物に………みんな警戒していた品物。

中身は………………………お米10キロ。

ある意味、一番嬉しくて………一番迷惑な物。

樹先生らしい。

自分は、私のお菓子を広げておおはしゃぎ。

「うわぁ!駄菓子なんて懐かしい!
ふ菓子に麦チョコ、カリカリ梅にカルパスまである~」って。

先生のマフラーは、私とはぁちゃんをイメージして買ったのか

焦げ茶色とサーモンピンクの可愛いチェック柄だった。

はぁちゃん………良いなぁ。

先生が選んだプレゼントを羨ましそうに見ていたら

「尋にはもっと、心を込めて選んだのがあるから。」って耳打ちされ

頭を撫でられた。

恥ずかしい!
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