重なるてのひら ~ふれあう思い~
「はぁちゃ~ん。どうしよう~
先生が無茶苦茶優しいんだけど!!」

あの日、甘い時間を過ごして………9時過ぎに帰った先生。

「明日は、ドライブするから早起きしてね!」って………

デートだよ!!デート!

樹先生のマンションは、時々使わせてもらってるから

はぁちゃんと遊ぶ用の服は、何枚か置いてるの。

でも…………先生とデート用は……………。

何を着たらいいんだろう?

泣きつく先はやっぱりはぁちゃん。

樹先生とデートする時の服を教えてもらおう!

はぁちゃんいわく

「どうせ大人ぽい服を着たって、女子高生が大人に見られる訳ないんだもん。
好きな服を着たら良いよ。
学校にいる時のイメージを崩すと、ドキッとしてくれるかもよ!」って

そうだよね。

大人の女の人がいいなら、私と付き合わないかぁ。

だったら、難しく考えないで楽しもう。

ドライブは……

思い出の海かなぁ?って思ってたのに………

結構遠出だったの。

「高校生を夜遅く連れ歩く訳にいかないから
イルミネーションは、大学生になってからね。
昼間だから、どれくらい綺麗か分からないけど……ツリーを見ようと思って。
この辺りで一番大きいらしいよ。」

クリスマスをお姉ちゃん以外の人と楽しむなんて………。

「その代わり………当日は樹のマンションで過ごそうね。
さすがに、誰に逢うか分からないから。」って……。

「クリスマス…………先生と過ごせるんですか!?」

「家だから、大したことは出来ないけどね。」

「いいえ!十分です。
先生と一緒なんて……………夢みたい。
だったら……………ケーキ、丸いのを買ってもいい??
お姉ちゃんと二人だったから、いつも小さいのしか買えなくて。
お友達の誕生日会やクリスマスが、羨ましかったの。」

私の言葉に

「ヨシ!だったら、一番大きいのを買おう!!」って。

「あまり大きいと、二人だから食べきれないよ?」

って言ったけど………やっぱり嬉しい。
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