重なるてのひら ~ふれあう思い~
「ねっ、はぁちゃん。
先生……………変でしょう??優しすぎなんだもん!」

淋しいと言っては愚痴り、優しいと言ってはノロケ………

どちらにしても、ここに集まってはぁちゃんに聞いてもらう。

「ほっとかれるのは淋しいから………困るけど。
優しいのはいいんじゃない??」

「だって、だってね!
誰かにバレたりしないか?とか、先生……無理してないかな?って
心配になるんだもん。
それに…………先生が私だけ見てて…………ドキドキするの。」

「ちぃちゃん、可愛い~!!」

そう言って後ろから抱きついてきたのは……………

はぁちゃんの彼氏………樹先生。

「「ちょっと!!先生!」」と怒る二人の女子高生に被せて

「どけ!」と……………地を這うような声が聞こえた。

顔を見なくても分かる。

私の愛しい人。

昔ヤンチャをしていた名残で………たまに怖い声が出るけど

私にはとっても優しい先生。

………………そう、先生なんだよね。

ここにいるのは、教師二人と生徒が二人。

ホントに不思議な組み合わせ。

まだ樹先生を、グリグリつついてる先生に

「お仕事、早く終ったんですね!」と声をかけると………

「コイツが行くから、早く終わらせた。」って

ちょっとはヤキモチ妬いてくれた??
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