僅か30センチの恋
涼美「ごめんね、リト。
ベッド使っちゃって。
後、ハムエッグもごめん!
食べたいけど急いで用意しなきゃ。」
李人「うん。」
ガラガラと窓を開け
ベランダに出る少し前
振り向いたスズは笑顔を見せた。
涼美「リト、ありがとう。」
李人「うん。」
スズを見送った俺は窓を閉め
スズのために作ったハムエッグを頬張る。
いつもスズは褒めてくれるけど
ありきたりな味だった。
支度を済ませ家を出る。
会社に着いた俺は総務部へと向かった。