僅か30センチの恋

だから、今回は失敗したけど
また同じ失敗を繰り返すかもしれないけど
出来る事ならこれ以上
スズの事を傷付けたくなかった。

李人「でも、それは俺だけの気持ちだ。
もしも、今スズが無理してるのなら待つ。
まだ俺の事、本当に好きかどうか
分からないって言うのならずっと待つ。
だから...間違えないで欲しい。
嫌だと思う時は俺の強引さを突き放して。」

スズはまた笑って
リトはバカだなって言った。

涼美「確かに、私はずっとリトの事を
好きだった訳じゃないよ。
幼馴染の大切な友達。
リトを恋愛対象として見た事なんて
1度もなかった。リトに告白されるまで
付き合おうだなんて思った事なかったよ。」

李人「そっか、そうだよな。」
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