僅か30センチの恋
李人「何で、いるんだよ?」
聖夜「今日は社内会議。
総務部の一大イベント。」
ヘラヘラと笑いながら
俺の隣の席の人のデスクに
座ると俺の前に缶コーヒーを置いた。
李人「サンキュー。で、何の用?」
プルトップを開け缶コーヒーを
飲んだ聖夜は、うん。と言った後
言葉を続けた。
聖夜「多田さんが心配してたよ。」
李人「あっそ。」
聖夜「スズちゃんに何か言われた?」
聖夜に貰った缶コーヒーの
プルトップを開け、俺もそれを
一口飲むと言葉を続けた。
どうしようもなく誰かに
スズの事を話したくなった。