きみと1番目の恋

郁人「翼さんはさ、自分の事
いつも2番だって言うけど...
すげぇ仕事、頑張ってんじゃん。
チーフになれたのだって
翼さんの実力だと思うよ。
俺は...本気でさ、翼さんの事
すげぇ人だって思ってるよ。」

翼「ありがとう。慰められた。」

郁人「本当に?てか、俺なんかに
褒められて嬉しいの?
翼さんの事、慰められた
手応え全然ないんだけど。」

翼「嬉しいよ。本当にありがとう。」

郁人「良かった。お役に立てて。
でも、お世辞とかじゃなくてさ
俺は翼さんの事、すげぇ奴だって
本気で思ってるから。」

自分で慰めてくれって
言っておいたくせして
何度も、何度も、郁人くんが
褒めてくれるから
すごく恥ずかしい気持ちになった。
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