きみと1番目の恋

翼「えっと...。ちょっと待ってね。
うん。これで大丈夫。」

町田「じゃあ俺、届けてきます。」

翼「待って!私も一緒に行くよ。」

町田「はい!お願いします。」

町田くんに資料を渡し
コートを着ると外に出る。

外の空気を吸ったら
少しだけ気持ちが落ち着いた。

町田「珍しいですね。
若宮さんがボーッとするなんて。
体調でも崩しましたか?」

翼「ううん。崩してないよ。
ダメだね、こんなんじゃ。
しっかりしなきゃ。」

町田「俺は安心しました。」

翼「え?安心?」

町田「若宮さんでも
ボーッとする事あるんだなって。
若宮さんって完璧を
絵に書いたような人だから。
貴重な若宮さんが見られて
ラッキーでした。」
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