きみと1番目の恋

翼「郁人くんは一緒に
住んでる彼女のために
どれだけの時間を割いてきた?
お金のためだったのかもしれない。
でも、その人じゃなかったら
モデルをやろうって
気持ちにはならなかったんじゃない?」

本当は、怖いけど...逃げたいけど...
また...あんな日々を過ごすくらいなら
どうせ傷付くのなら
思ってる事、全部ちゃんと言おう。

翼「他人と同じ屋根の下で
暮らすってすごく難しい事なんだよ。
他人が共に生活するのって
容易い気持ちじゃ出来ないんだよ。
郁人くんはその人の事を愛してるんだよ!」

もう会えなくなるんだから。
この言葉を言えばお終いだから。
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